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クライアント進化論

勝手に成長してもらう方法です。

こんばんは。オンライン教材作成コンサルタントの原田里史です。

■最近、今まで以上に早起きが習慣化してきて、かなり良いリズムを掴めています。

アラームが肝心でして「おこしてME」というアプリをiPhoneで使っています。

で、この中に「ふるふる」というモードがあるんですね。アラームが鳴ってから、スマホを30回、強振しないと、解除できないんです。

目覚めて数秒後からスマホを真剣に振っている。笑えてくるほどアホらしくなります。なので、うまいこと目が覚めます(笑)

ビバ!文明の利器でございます。

■さて、本日のテーマ

「クライアントさんに
勝手に成長してもらう方法」

を見ていきましょう!

名付けて、クライアント進化論です。

コミュニケーションを通じて対人支援をしていると、こんな悩みを抱く人も多いようです。

それは、クライアントさんが自分で考えてくれない。いつも表面上の質問だけでセッションの時間が終わってしまう、というもの。

だからこそ、クライアントさんが自ら考えて動いてくれるようになれば、あなたの労力は圧倒的に減ります。

自分で決めて一歩を踏み出せる人は、それだけで魅力的ですよね。人を引っ張っていけるので、周りに影響を与えていくこともできます。

つまり、そのクライアントさんがよりリーダーシップを発揮できるようになるので、ビジネスもさらに拡大していくんです。

■あたくしは、今、オンライン教材作成のコンサルティングをやらせて頂いています。

以前、クライアントさんとSkypeでセッションをしている時のこと。

クライアントさんから、「○○して良いんでしょうか?」「どうすればいいんでしょうか?」と、立て続けに質問を受けたんですね。

それを聞いて、凄くモヤモヤしたんです。何度も何度も繰り返して聞かれたものですから。

どうしてモヤモヤが生まれたのか。それは、その質問の仕方は、もったいないなぁと、感じたからなんです。

■例えば、、、

「〇〇しても良いんでしょうか?」と、相手に許可を求めないと、行動できなくなってしまう。

「どうすればいいんでしょうか?」と、自分の意思は考えずに、相手に丸投げをしてしまう。

これは、非常にもったいない質問の仕方なんですね。

■なぜなら、人生の舵(かじ)は、クライアントさんが握っているわけですよ。

それにも関わらず、まるでこちらが舵を握っているかのように錯覚させられてしまうことに、違和感を感じたんですね。

一言で答えると「そんな風に聞かれても、知らんがな」となってしまうわけです(笑)

それに、安易な返答は、クライアントさんの決断力を奪ってしまいます。自分で決める力を持っているのに、答えを与えるだけの関わりになってしまうと、依存関係を作ってしまいます。

だからこそ、答えを引き出してあげる関わりが大切だなぁと感じた出来事だったんですね。

では、どうやって自分の中に答えを見つけていってもらったら良いのでしょうか?

クライアントさんと共に、こんな前提を共有すると良いかもしれません。

■まず1つ目。「正解とは、本人が仮設を立て、見つけ出すもの」です。

この世に正解なんてありません。例えば、歴史なんてまさにそうですよね。

あたくし現在36歳です。ですが、子供の頃に学んだ歴史と、今の子どもたちに教えられている歴史は、色んな部分が異なるわけです。

それはなぜか。常に新発見があるからです。すると、新しい仮設が生まれて、くつがえっていくからなんですね。

だからこそ、今、この瞬間の正解を伝えることが重要なわけではありません。

どんな局面にも対応できる“答えの見つけ方”を身につけてもらう必要があるんです。

いわゆる、目の前に困っている人がいたら、魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えろ、ですね。あ、もちろんバランスは必要ですよ。

■見方によっては「すぐに、簡単に、答えを知ること」が正しいことのように思われます。それを求める人がいるのも確かです。

けれども、あなたが一生、クライアントさんに付きっきりで、すべての答えを教えていくことは、不可能ですよね。

人生の困難を自分で切り開いていってもらう。そのためには、ただ魚を与える時期は卒業して、魚の釣り方を教えていくことです。本人に工夫して切り開いてもらう必要があるんです。

そのことは、何よりも変化の早い現代を、生き抜ける力になります。

■そして、2つ目。「まずは自分自身に、聞きたい質問を投げてもらう」ことです。

これは、どういうことか。

例えば、あなたのクライアントさんにAさんがいたとします。

Aさんは、セッションを受けてくれたお客さまのアンケートを集めたいけれども、どうしたらよいか分かりません。

そこで、Aさんはコンサルタントに「お客さまのアンケートを集めるには、どうしたらよいでしょうか?」と聞きます。

非常に分かりやすい流れですよね。

■でもでも、ここでコンサルタントが、

「Aさん、それはセッションの最後に、なぜお客さまの声に協力してもらいたいかを伝えることですね。

その場で相手の口から“協力します”と言ってもらうのがいいですよ。自分からイエスと言ったことに関して、人は守りたくなりますから」

と、答えたとします。

これ、一見して間違ってはいないです。凄くまともな正論です。

■けれども、相手の考える力を育てるという視点からは、微妙なやりとりですよね。

それよりも、Aさんが自分自身に「どうやったら、お客さまのアンケートを集められるのだろうか?」と尋ねられるように、促してあげれば良いんです。

Aさんに「あなた自身に回答を見つける力がある」と自覚してもらうことが大切です。

そして、無数にある選択肢の中から、どのアクションを選びたいかという意思もあるはずなんですね。

■というわけで、最後の3つ目。「自分で考えて、意思を添えてもらう」です。

先程の例を続けます。

Aさんが自分に質問をしていく中で、「私は誰かれ構わずお客さまの声を集めたいわけではないんだなぁ。

ぜひ継続的に関わりたい!と感じる人にだけ、お客さまの声をお願いしたい」と思ったとします。

■すると、あなたに質問するときに、こんな聞き方ができるようになるかもしれません。

「お客さまの声を集めたいと思っています。継続的に関わりたいと感じた人にだけ、お客さまの声をお願いしたいのですが、〇〇さんは、どう思いますか?」と。

こうやって聞いてくれるようになったら、相手の中で、勝手にプロセスが進んでますよね。

「お客さまの声を集めたいのですが、どうしたらいいでしょうか?」

と聞いてしまっていたAさんとは、雲泥の差があります。まさにクライアントさんが進化しているんですね。

■まとめると、

①正解は、本人が仮設を立て、見つけ出すもの
②まずは自分に、聞きたい質問を投げてもらう
③自分で考えて、意思を添えてもらう

こんな流れで、今の僕の考えをシェアさせて頂きました。

ぜひですね。

「あなたはどう思うの?」と優しく問いかけてあげてみてくださいね。目の前にいる人の意思の扉を開いてあげられるきっかけになりますから。

クライアントさんは、ただ癖で聞いてしまっているだけだということも往々にあります。むしろ、たくさんの回答を持っていることが当たり前なぐらいです。

で、あたしたちが目指すひとつのゴールは、相手の心に、いつでも湧き起こる質問を埋めてあげること。

クライアントさんが困った時に「私はどうしたいんだろう?」と、自動的に質問が浮かび上がってしまう状態まで育ててあげるんです。

ぜひ、あなたもクライアントさんも、一緒に進化していきましょうね!

<編集後記>

最近、4,500字前後のメルマガばかりになっておりまして 笑

これからは、読みやすいサイズ感の1,500字に、コンパクトにする練習もしていきます!

といって、さっそく今日も、3,000字以上になってますけどねー。

日々、試行錯誤でございます。

またメールしますね♪♪

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