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フリーハグとビジネスの共通点 Part3

原田里史です。

フリーハグとビジネスの共通点シリーズ
Part3をお届けします。

前回までは

●ちょっと活力がいることを
やってみると活路が開ける

●目的意識をもって動くと
目的意識の高い人と出会える

●世の中にどんな貢献をしたいか
端的に表現できれば人が集まる

なーんて話を
してきました。

どんな活動でも
どんな意識を持って取り組むかによって
周りに与える影響が変わっていきます。

ブログを書くときも
メルマガを書くときも
クライアントさんの話を聞くときも
もしくは、友人の話を聞くときも
すべて一緒です。

あなたがどんな意識をもって
目の前のことに向き合うかで
周りに与える影響力が変わります。

だから
どんな意識で向き合うのかを
大切にしています。

さて、前回は
Part2のラストで

あたしがフリーハグを
一緒に体験するときは

その人がこの経験を経て
“世の中に対して
どんな看板を掲げたいのか”

その問いを常に持ちながら
一緒にフリーハグをしている
という話をしました。

フリーハグの体験をきっかけに
そこから先の
オリジナルストーリーを
紡いでいって欲しいわけですね。

その上で、
なぜこういう見方で
実践しているかというと

「あたし自身が
フリーハグの体験を通じて
パラダイムシフトが
起こったから」

という言葉で
締めくくりました。

というわけで、本日は、
どんなパラダイムシフトが起こったのか
をお伝えしていきたいと思います。

長い文章ですが
ぜひ読んでみて下さいませ。

あたしがフリーハグという
活動を知ったのはもう10年以上前の
2007年頃だと思います。

当時、オーストラリアのシドニーで収録された
こちらのYouTube動画を観たんですね。

2007年というと
25歳の頃。

初めての恋人に対して
抑えられない嫉妬地獄を
抱えていました。

そして、そんな自分を変えたくて
武者修行の如く向かった
1ヶ月間のオーストラリア一人旅から
帰国した頃でした。

(この話も扉を開けると
超絶長くなるので
またの機会にお伝えしますね 笑)

で、先程の
フリーハグ動画を観て

(うぉー!こんな世界があるのかぁ!
めちゃめちゃ勇気ある行動だなぁ…)

と心を鷲掴みにされたのを
覚えています。

なぜなら、あたくしは
2000年に高校を卒業したものの

卒業後、18歳〜22歳まで
4年間自宅に引きこもっていたり

どうにか派遣社員として
働き始めた後も、

初めて彼女ができたものの
相手の方が活発的すぎて

活動を束縛するような関わりを
していたんですね。

(今から振り返っても
小さい男だったなぁと 笑)

しかも、面倒なことに

・本当は束縛なんてしたくない自分
・束縛せずにはいられない自分

の2人が自分の中で対立を起こし
自分でコントロールできない日が
連日のように続いていました。

この時期は
本当にしんどくて

まるで西遊記の孫悟空が
悪さをしたときに
金の輪っかが頭を締め付けるかの如く

毎日頭が締め付けられて
ズキズキと痛んでいた嫌な感じを
覚えています。

14年以上経った今となっては
貴重な人生経験であり
ひとつの笑い話でもありますが

すべて自分に対する
コンプレックスや自信のなさが
引き起こしているものでした。

そのため、なかなか人に
本音を見せたり、心を開いたりできずに
人知れず葛藤をしていました。

と、当時はそんな状態だったため
フリーハグの動画を
何度か観たぐらいでは

(こんな世界があるなんてすごい!
いつかこの世界を体験してみたい…)

と思うレベルで
止まっていたんですね。
行動に移す活力すらなかったわけです。

そうして
フリーハグにはそれ以上
足を踏み入れることはなく

“いつかはやりたいけど
今は怖いから
極力触れたくないことリスト”

として脳内に封印される
ことになります。

そうこうして
あっという間に
8年ほどの月日が経ちます。

2015年1月。
友人3人で田町でランチを
していたときのことでした。

「久しぶりにフリーハグを
したいんだけど、一緒にやらない?」

と雑談の中で
ふと友人が話題に
出してくれたんですね。

(昔やりたいと思っていたなー
何度かチャンスはあったけど
今まではスルーしていたなぁ…)

でもでも、あたしはちょうど
炊飯器を担いでいったイタリア旅行から
帰ってきた直後で

(炊飯器の話も長くなるので
また別の機会に語ります 笑)

フランクなイタリア人との
ハグを何度も経験したが故に
ハグが恋しくなっていたこともあり

その場で
友人のお誘いにのって
ようやく8年越しに
フリーハグを体験することに
なったんですね。

そして、2015年1月13日
ついに渋谷ハチ公前で
フリーハグに挑戦する日が訪れます。

ダイソーで購入した
赤いボードに

マジックで
FREE HUGSと書いた
看板を持って

(うわー、本当に今日やるのかぁ
めっちゃ緊張するわ…)

とハチ公前に到着。
すると、友人から1通のメールが届きます。

「遅刻しちゃうから
先に始めておいてください〜☆」と。

(いやいや、無理でしょうに!
経験者のあなたがいるから
できるんですから…)

と正直
思いました。

でもでも一方で
こんな思いも沸いてきます。

(これは試されているのか?
これで1人で先に看板を上げなかったら
本当の意味でやったことには
ならないのでは?)

“本当の意味”ってなに?
とツッコみたいところですが 笑

無駄にハードルを上げたがるヤツが
あたしの内側にむくむくと沸き起こって
来たんですね。

(まじかー、まじかー
1人でやらなきゃいけないのか
やるといわなきゃ良かった)

もはや
ただの弱気です。

看板以外の荷物を
コインロッカーに入れながらも
無駄にゆっくり入れる始末。

(早く友人が来てくれさえすれば
1人でやり始めなくてすむのに)

決断しようにも
決断しきれない男です。

ところが悲しいかな
コインロッカーに荷物を入れるのに
いくらチンタラしても
30分もかからないわけです 笑

無駄な抵抗は辞めて
FREE HUGSと書かれた看板をもって
渋谷ハチ公前にとぼとぼと戻ります。

(あー あー もー
やるしかないよね
1人でできるもん!
どうか誰にも見られませんように
いざ出陣!!!!)

えいやっと
文字を隠して持っていた看板を
表にして頭上に掲げます。

(・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・え?)

すると、意外や意外。
本当に誰も見ていません。
誰も興味を持ちません。

(あれ、、、
もっと変な目で見られるのかと
思ったけど違うのね?)

あたしはただの
“自意識過剰男”であることに
気づいたんです。

反応らしい反応は
看板を掲げて
5分もしないうちだったと思います。

10mぐらい離れたところにいる
外国人男性が持っていたカメラで
こちらを撮り始めます。

(おお、、、
自分にカメラが向けられるなんて
新鮮…

どんだけスポットライトの
当たらない人生だったんだ…)

そして、ぎこちない笑顔を返すと
ジェスチャー付きで温かい笑顔を
返してくれます。

(きゃーーー!
知らない外人さんと
笑顔でコミュニケーションを取れた!!)

コミュニケーションによる
幸せの閾値が低いあたしは

いちいち細かな反応に
感動することになります。

そして、念願叶って
このあと友人が合流してくれます。
「おっ、やってるねー」と。

(ふっふっふ…
あたくしは1人で看板を掲げたのだよ
ほめたまえ)

と思ったけれども、
友人が合流してくれるまで
わずか10分弱ほど。

1人で看板を掲げていたけれども
誰ともハグをすることは
なかったんですよね。

ところが、何度か渋谷ハチ公前で
フリーハグをやったことがある友人が
合流してくれてから流れは変わります。

その日は
3時間ほど立っていたんですが
外国人や日本人も含めて
50人以上の方とハグをしました。

過去8年間は
“フリーハグ”という
概念を知っていただけ。

ところが
実際に自分の身体を通じて
ついに経験することが
できたんです。

一瞬の勇気で
一生の経験として残る。

日本でハグをする機会なんて
自己啓発セミナーのときぐらいしか
なかったですからね 笑

ところが「えいやっ!」と
看板を掲げてみたら

渋谷のハチ公前で
見ず知らずの人と
沢山のハグができたわけです。

8年前はできないと思って

“いつかはやりたいけど
今は怖いから
極力触れたくないことリスト”

に封印するだけ
だったわけです。

(できなかったことが
できるようになるって
やっぱりいいなぁ)

そんな風に思いました。
何よりも感覚の変化として
大きかったのは

①街中の見ず知らずの人に対しての
感覚が大きく変わったこと

②渋谷ハチ公前に対しての
感覚も大きく変わったこと

この2点は、大きく人生観を
変えてくれることになりました。

①については
あたしは昔は人に頼ることが苦手で
知らない人に道を聞くといったことも
できなかったんですね。

他者信頼がものすごく低かっため
何事も自分で解決しなければと思って
警戒していました。

ところが、フリーハグをして
この他者信頼の感覚が
大きく変化したんですよね。

短時間に色んな国の人が
ハグをしに来てくれるという経験に
心を揺さぶられたんです。

(街中はこんなにも
温かい人達で
溢れていたのか!)

と全身の細胞ごと
まるっと感動しちゃったんですね。

一緒にフリーハグを
体験してくれた人に
こんな話をすることがあります。

「あたしたちは
今日、フリーハグをするという
目的をもってハチ公前に
立っているわけだけど

ハグをしに来てくれる人は
別な目的をもって
街中を歩いているわけだもんね

だから看板をみて
自分の目的を一瞬でも横において

わざわざ知らない人に対して
ハグをしに来てくれるって
もの凄いことだよね

だってもし逆の立場だったら
自分の目的を優先して
わざわざハグしにいかない
ことの方が多いじゃん」

あたしはこんな風に
思うんですよね。

だから、わざわざ近づいて来てくれて
わざわざハグしてくれる人って
並大抵のことじゃないよなぁと
尊敬しちゃうんです。

FREE HUGSの
看板を掲げることで

街中や人の温かい部分を
引き出すことができて

ハグという
目に見える形で
現象化するわけです。

そして、関わった人が
みんな自然と笑顔になっていきます。

(今までは
街中で道を聞くことさえ
躊躇していたけれども

温かく接してくれる人って
こんなにも多いんだ…)

そんな風に
思ったんです。

すると②に
つながっていきます。

渋谷ハチ公前に対する意識が
変わっていったんです。

そもそも渋谷のハチ公前って
ごちゃごちゃしているイメージが
強いじゃないですか。

だからけっこう
近づきたくないって人が
多いんですね。

類にもれず、当時はあたしも
渋谷区に3年ほど住んでいながら

ハチ公前はなるべく避けるように
していたんですね。

ところが
まさに渋谷ハチ公前という場所で
色んな人の温かさに触れたんです。

(なに なに この場所!
こんなに素敵な場所だったんだ!)

まさにパラダイムシフトです。
考え方や感じ方が180度
変化しました。

たとえ、人混みで
ごちゃごちゃしているときでも

この場にいる人達は
ハグをしてくれるような
温かい人達だという
感情記憶が身体に刻まれます。

なので
非常に落ち着いた
心の状態につながって

その場所にグランディングできる
ようになってきたんですね。

落ち着いて
地に足をつけられるように
なったんです。

で、このことは
あたしだけが体感した変化ではなく
一緒に体験した多くの人が

「渋谷はあまり好きじゃなかったけど
ものすごく印象が変わった」

と伝えてくれて
嬉しかったんですよね。

(ですよねー ですよねー
あたしだけじゃないですよねー )

ってね。

というわけで
もう一度お伝えすると

●街中の見ず知らずの人に対しての
意識が大きく変わったこと

●渋谷ハチ公前に対しての
意識も大きく変わったこと

フリーハグを体験することで
起こったパラダイムシフトについて
お伝えさせて頂きました。

で、全然ビジネスと関係ないじゃん!
と思ったあなたに

めっちゃ関係あるんですよー
という話をPart4でしていきます。

今日も最後まで読んで下さって
ありがとうございました。

引き続き、お楽しみに!

<追伸>

とはいえ、やはり実際に
初体験をした日の夜に書いたレポートの
臨場感には敵いませんね。

初体験!渋谷ハチ公前での
フリーハグから教わったこと

心底揺さぶられる体験をした時は
その瞬間に記しておくこと

これ、めっちゃ大事です。

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