「すみません・・・。もう終わっちゃいましたか?」
コインロッカーに預けた荷物を取りに行き、いつもの風呂敷にフリーハグの看板を包み始める。すると、20代前半3人組の男の子たちが近寄ってきて、声をかけられる。
言葉や表情から察するに、僕が看板を掲げているとき、1度前を通っていて、その時はハグをしなかったけれども、わざわざハグをしに戻ってきてくれたよう。
「大丈夫だよ!」と伝えて手を広げる。「本当ですか!?」と笑顔になって喜んでくれて、ハグを交わす。
いやはや、わざわざ戻ってきてくれて、帰ろうとしているところに声までかけてくれて、ハグをしようとしてくれるなんて、どんだけいい子たちなのでしょう(笑)
6駅目は代々木駅。日曜の18時から代々木駅西口に立ってみる。代々木駅は、自宅の徒歩圏内。頻繁に利用するので、とても馴染みのある駅。
西口の目の前には、大きな五叉路(ごさろ)が広がっていて、緩やかながらも常に人の流れは絶えない。新宿御苑や明治神宮の近くということもあり、外国人観光客もちらほらと通る場所。
駅前でしばらく待ち合わせをしていた男子高校生軍団。彼らに半分以上遊ばれながらもハグをしたり、外国人女性とハグをすると冷やかすような声を浴びせられたり、「あの人はどうですか?あの人とハグできるんじゃないですか?」と若い女性をターゲットにして勝手に盛りあがっていたり。
そんな彼らの冷やかしとは裏腹に、フリーハグを知っている人は、男性だろうと女性だろうとハグをしに来てくれる。それを見て、終いには「看板を貸してくれませんか?」と(笑)
「これは作ってきた人の特権なので、やりたかったら自分で作ってやってみてね。ダンボールに文字書くだけでいいから」とBig Smileで伝えて、もちろん貸さずにおしまい。何事も本気でやりたかったら、自ら動くからね。やってくれたらいいなぁ♪
彼らと別れてからも、目の前で「どうする?やっていく?」と5秒ぐらい悩んでハグを交わしてくれる女の子3人組。5歳ぐらいの娘さんを連れているけれども、「フリーハグだっ!」と言って率先してハグをしに来てくれるお母さん。「な、なにやってんの?」と聞きながらも、手を広げ返すと、同じように手を広げてハグをしてくれるお兄さん、などなど。
ハグをしてくれる人達との出逢いは絶えず、結果的に30人以上とハグを交わす。6割以上が日本人だった。時間の流れも緩やかで、ハグをするだけでなく、言葉を交わせる人も多かった。
代々木駅もここまで温かい場所だったとは。やってみないと絶対に気づけなかった。やっぱりやってみるもんだよ。
駅前のど真ん中に陣取って、横断歩道側に看板を向けたり、駅の改札側に看板を向けたり、くるくると楽しく舞っておりました。いつもこんな心の状態につながって、立ちたいなぁ。そう思えるほど、ヒジョーに楽しかった代々木駅でした♪