山手線ぐるりフリーハグの冒険 vol.08 日暮里駅

日暮里駅でフリーハグ 02
「うわっ!昨日のイギリス人だよっ!」と、目が合った瞬間に思う。

とにかく驚いたこと。それは、前日に西日暮里でフリーハグをしたときに、客引きをしてくれたイギリス人男性に、ばったりと会えてしまったこと。

2日連続だったので、もちろん相手も覚えてくれていて、再会のFreeHugs!

まさか、同一人物と連日ハグをすることになるなんて、この企画、始まって以来、初の出来事。そもそも日暮里駅は、前日に雨天中止になったから、この日に実行したわけで。偶然ってほんと面白いっ!

今回は日本人女性を連れていたイギリス人男性。My future wife と伝えてくれたその女性に、彼が「フリーハグをしてみろ」と強要すればするほど、女性はどん引きして、じわじわと後ずさりしていく。

……強引さだけじゃダメなのよ。強引さだけじゃ。

ほんでもって、今日も彼は大人しく立っている僕とは違う。果敢に近くを遠る人に声をかけまくる。「おまえらハグをしろ!」ばりに!(笑)

彼の勢いに圧倒されて、運悪く捕まってしまった20歳前後の男の子が「え?ハグすればいいんですか?」「他になにもされないですよね…?」と、恐る恐る近づいてくる。

せっかく近寄ってきてくれたので「ありがとね」と伝えながら、ハグをしようとすると、男の子は警戒しすぎていて、片側しか手を回してくれない。

つまり、ただ2人で横に並んで、イギリス人男性に向かって、肩を組んで微笑んだだけ。

なんじゃこりゃ!きっと僕も男の子も思ったことであろう……。

イギリス人男性はそれで満足したのか、そこまででお別れ。まるで怪しい罰ゲームに巻き込まれたかのようになってしまった男の子よ。感謝しているぜ!

そんな奇跡のような再会もあった平日午前中の日暮里駅。90分間看板を持って立ち、ハグをしてくださったのは、6人ほど。

新しい駅に立ち続けて、自分の内面を観察していると、面白いことに気づいてくる。

“愛の反対は、無関心”なんて言葉もある。ハグしてくれる人、微笑みを返してくれる人はもちろん関心を持ってくれた結果。

一瞬だけちらっと見てくれる人も、ありえないでしょって目を反らしてくれる人も、やってあげれば?とその場のネタにしてくれる人も、

その瞬間に、関心を持ってくれたということ。

そう考えると、やっぱり街中は愛に溢れている。関心を持ってもらえるって、素直に嬉しいこと。素直に喜びたいこと。

僕は“日暮里でフリーハグの看板を掲げること”は、けっこう奇抜な行為だと自覚してやっているけれど(笑)、それでも関心を持ってくれる人がいるって、すごいことだと思うんだよね〜。

若干、飛躍するけれども、ある意味、どんなことをやっても関心を持ってくれる人はいるわけなのだ。

だとしたら、自分の本心を誤魔化さずに、本当にやりたいことを追求して、やってみる。だって、それで関心を持ってもらったら、超嬉しいわけだから。

僕は『新しい場所に立ってみたら、次はどんな反応があるんだろう?どんな出会いが待っているんだろう?』と、それを追いかけることが自分にとって楽しいから、続けてやれているのだと思う。

まさかの再会ハグを演出してくれた駅。日暮里駅でのフリーハグ体験でした♪

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