初めて、独りフリーハグを実行!

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いつもの渋谷ハチ公前に向かう。今までの2回と比べて、人の量がすごく多い!そうか、もう春休みシーズンになるのかと。

荷物を預けるためにいつも使っているロッカーも全滅。ちょっと遠くのコインロッカーまで歩かないとダメなほどでした。

フリーハグは、3回目になりますが、初めてハチ公前に1人で立って、フリーハグの看板を掲げました。始める前はもちろん緊張するんだけど、初めてやったときの緊張に比べたら、10分の1程度。人間の慣れっていうのは本当にすごいものです。

ハチ公前に立っていたのは、14時10分頃から16時10分頃までハチ公前に立っていました。

今までの過去2回は、素敵女子が一緒だったので、男性1人で立つとどんな反応になるんだろうと。

あとは「日本人のサラリーマンにハグをしに来て欲しい」という願望を果たすために、あえてスーツ姿で挑んでみました。結果は勝利!グループで歩いていたスーツ姿のおじさんが1人だけグループから離れて、ハグをしに来てくれたのです。

渋谷がごった返していたので、若者グループで歩いてる子たちの格好の罰ゲームのターゲットにされていました。

たいていのパターンを再現すると、『グループの誰かが見つける』→『マジ無理』→『誰か行けよ』→『ジャンケンで負けたヤツな』→『ジャンケンをする』→『負けが確定するが、本人は行かない』→『何度も背中を押される』→『仕方なく負けた人がハグをしにいく』→『残りの誰かがスマホで写真か動画を撮り始める』→『終わった後に全員で見て爆笑する』

これが典型的パターン。やっぱりまだまだ心の中の警戒領域が広くて、安全領域が狭いんだなぁと実感する。それでも、看板を掲げる側と、フリーハグを見つけた側では、出会った瞬間の心の状態が違いすぎるので、当たり前といえば当たり前なんだけれど。僕も以前、街中を歩いてて偶然見つけても、飛び込む勇気もなくて、見なかったことにしていたし(笑)

てなわけで、罰ゲームパターンはハグをしに来てくれるまでがむちゃむちゃ長いんだけれど、興味を持って、飛び込んできてくれることは素直に嬉しいし、その時間をいかに短縮できるか、言語と非言語のコミュニケーションの磨きがいがあるというものです。

そもそも僕自身もハグをする機会なんて、自己啓発セミナーの終わりか、インプロでふざけている最中か、イタリアに行ったときぐらいじゃないとなかったし♪♪(笑)

どちらかというと、日本勢は、フリーハグを見つけても、見世物意識、警戒心が強くでる感じ。海外勢は、ラッキーな物に出会えた感や、遠くからでも微笑みながら写真を撮っている感じ。もちろん最終的には個人個人によって反応が異なることなので、国で判断することはできませんが、いろんな反応があって、その違いを肌で実感することが本当に面白いのです。

日本人の女の子でも、1人でいるのにすごい勢いで飛び込んで来てくれたり、ダンディなおじさんがフランクに「今日何人目?何時から立っているの?がんばって!」と短時間にぽんぽんと会話をして格好良く去っていったり、「あんたはえらい!俺もがんばる!」とだけ告げて去って行く兄ちゃんがいたり

4,5歳ぐらいの子どもにハグをさせて写真を撮りたいお母さんと、絶対にハグをしたくない子どもが5分ぐらい目の前で葛藤していたり(笑)

今日は全体的に渋谷の街自体に人が多かったので、2時間で50人以上の方とハグができました。もともと終了時刻を予定していた

渋谷のスクランブル交差点で着ぐるみを着て飛び跳ねていた外人さん3人組に猛烈ダッシュで囲まれたり、1人で立っていたので、持ち上げてグルグル回してくれる男性も3,4人いらっしゃいました。

みんな離れた位置から写真を撮ってくれたり、丁寧に撮っていいですか?と聞いてきてくれたり。海外から来た観光客グループは、順番にハグをして一緒に写真を撮ったり。

誰かのデジカメの中に、日本での記念写真として残れることはも嬉しいものであります。

相変わらず一番多い質問は「なんのために活動しているんですか?」という質問。番組の取材後のTBSのインタビュアーの方にも声をかけていただき、しばし雑談をしたり。

渋谷のハチ公前って本当にいろんなキャッチがいるのですが、前回フリーハグをしたときにいたキャッチの方も相変わらずがんばっていて、毎日のようにここで頑張っているのかなぁと思ったら、ただただ尊敬。そういう視点からも、いろんな人がいるもんだなぁと実感しました。

僕は『看板を掲げる』という行為からたくさんのことを学ばせてもらっています。

『フリーハグ』という看板を掲げたところで、大多数の人からは相手にされないか、一瞬ちらみされるだけか、フリーハグだってよ…信じられない。と反応されるか、どちらかというと、無関心だったり、冷ややかな反応もされるわけです。

それでも、フリーハグに興味を持ったり、見つけるや否やなんの躊躇もなく真っ直ぐに飛び込んできてくれたり、ただ黙って強く抱擁をし続けてくれる人がいたり、看板を掲げているからこそ出会える人達がいるのです。

これって、自分の人生全般に置き換えると、例えば、自分でビジネスをやっている方だったら、「私は整体師です」「私はコーチです。」「私は家庭教師です。」と堂々と自分の看板を掲げることが大事だなと思うわけです。

ビジネスだと話が大きすぎると感じるとしたら、自分の趣味嗜好を人に話すことも同じことかなぁと。例えば「私はミスチルが好きです」「私はトイストーリーが好きです」「私は東野圭吾が好きです」と伝えることも大切だなぁと。

もちろん掲げたり、伝えたりしたところで、無関心な人もいれば冷ややかな反応をする人も一定の割合が存在するんです。だけれでも、自分は何者なのか、自分は何をしたい人なのか、その看板を掲げるからこそ、自分が出会いたい人に出会えるんだなと感じたのです。自分が出会いたい人も群衆の中に必ず存在しています。

フリーハグという行為をしたくても「フリーハグ」の看板を掲げないことには、誰も僕がフリーハグをしたい人だと気付いてくれないわけです。掲げるからこそ、冷ややかな目でも見られるし、笑いのネタにもされるし、無関心も感じる。そうなんだけれど、ハグをしてくれる人、中には「私はお金を払いたい」といってポケットから700円ぐらいの小銭を手渡そうとしてくれる外国人のおじさまもいっらっしゃいました。

もうひとつ感じたことは、人は人との関わりの中で生きているんだなぁということです。

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