再び訪れることを心に堅く誓った、田端
山手線フリーハグ企画で初めて降りてみた田端駅。駅にはアトレヴィも入っていて、駅の中も、駅前のロータリーもとっても綺麗な印象!
選んだ場所は、駅の北口。
北口改札を出ると、「田端ふれあい橋(旧田端大橋)」という全長100m以上ある橋が設置されている。この橋を渡ることで、山手線の内側から外側へアクセスできるようになっている。
すぐ隣に新田端大橋ができてから、田端ふれあい橋は、歩行者専用の橋となり、駅前の広場や公園の役割を担っている。午前中からお母さんが子どもと一緒にベンチで休んでいたり、おじいちゃんが座って新聞を読んでいたり、のどかな雰囲気を醸し出している。
今回は、橋の入口あたりに陣取って、看板を掲げてみた♪
自転車のチャイルドシートに乗った子どもが僕の方を見て、何度も手を振ってきてくれる。子どもが反応してしまうので、お母さんは苦笑気味。
…うん。今度はハグしようね。
駅前のロータリーに停車している業務用のバン。中に乗っていた3人組のおじさまの1人が僕の看板に気づく。車の中で他の仲間に知らせ、みんなでこちらを見て笑ってくれる。
……うん。今度はハグしましょう!
お昼休みに入ると、オフィスワーカーがどんどんと出てくる。ランチを求めて、徒歩で移動し始める。
3人で歩いてる20代前半のスーツ姿の男性達。30m先ぐらいから指を指してくれる。おっ、興味を持ってくれていると思って、近づいてきたときに笑顔で手を広げる。
でも、その瞬間に即目線を反らして身体を背けられて、完全に心のシャッターを降ろされる。
………はぐうぅぅぅ〜!!
そうなんです!目は合うんだけど、なかなかハグを交わす人が現れない。「何をやっているんですか?」と声をかけてくれる人も現れない。シャイな人が多いのかなぁ。
そんな反応を味わっている間に、90分間のタイムリミットを迎える。なんと、試合終了。
結果、ハグした人数、0人!
2015年1月にフリーハグを始めて、看板を持って外に立つのは、今回で21回目。午前10時の田端駅が、ハグの20連勝をSTOPさせる駅となった。
僕の中にあったどこでも誰かがハグをしに来てくれる現実が見事に崩れ去った(笑)
それでも、常に経験から学んでいくしかない
ハグの連勝記録がSTOPしてしまった理由を探すと、1つ目は、病み上がりだったこと。
39℃近くの熱が出て、前日まで3日間寝込んだ挙げ句、社会復帰第一弾の予定が、田端駅でのフリーハグ。
この行為を社会復帰の中に入れてよいのか、それは謎。だけど、体調不良で心状態も良くなかった。やっぱり、元気な状態でポジティブに外に立てるって大事なことなんだなと実感させられる!
2つ目は、立ち位置のチョイスが微妙だったこと。
いつも駅に降りると、人の導線を見てから、1番人通りが多い場所を選ぶことにしている。後から振り返ると、北口の目の前に立てばよかった。病み上がりで気持ちも負けていたこともあり、最前線に立つことを遠慮してしまった。
すべては経験したから分かったこと。常に、経験から学んでいくしかない。次は、きちんと体調を整えること。心の状態を整えて、最前線に立てる状態を作っておくこと。
今回の経験は、地味にショックだった。けれども、逆に肩の力も抜けた。0人を経験することで、これ以下はなくなった。底を打てば、あとは自分も周りも笑顔を増やしていくことに集中するだけ!
絶対にまた田端の土地でリベンジを果たしたい。そう堅く誓ったの田端駅でのフリーハグであったっ♪
to be continued…